COLUMN
【撮ってみた】期限切れフィルム
こんにちは。FILM PHOTO BLOG編集部のノクトン稲垣です。
今回は少しマニアックな内容になりますが、みなさんは「期限切れフィルム」で写真を撮ったことありますか?monogramのスタッフ・イシゲさんがツイートしているのを見て、昨年自分も期限切れフィルムを使ったのを思い出しました。
■ 期限切れフィルムとの出会い「これあげる」
昨年ひょんなことから期限切れフィルムをいただく機会が2回ありました。1つはmonogramのアズマさんが掃除中に発見したというフィルム。もう1つは道ばたで出会ったおばあさんの押入れから出てきたフィルム。いずれも「私は使わないから、これあげる」という理由で突然いただいたフィルムたちでした。
■気になる「写りはどうなるのか」
それまでは期限が近いフィルムは使ったことがありましたが、何年も期限が過ぎているフィルムを使うのは初めてでした。「写るかどうかわからない」「変な色になるかもしれない」という不安も感じつつ、ドキドキしながら写真を撮りました。
■ Kodak Profoto 100
「PENTAX SP」という一眼レフカメラで撮影。草の影が緑色っぽくなっていたり、夕暮れ時の空がピンク色になっていたり、実際に見えていた景色とは違う色が写っていました。これはこれで面白いかもしれない!と思える仕上がりでした。
■ FUJICOLOR SUPER G ACE 400
よく晴れた日に、六義園のつつじを撮りに行った時の写真です。カメラは「KYOCERA Slim T」というコンパクトカメラで、全て発光禁止モードで撮影しました。昔撮った写真のような懐かしい色合いに写っています。
■ まとめ
いやいや〜!全体的に鮮やかさが抜けたような色味で、フィルム特有のざらざらした粒子感が増している印象になりました。カメラやレンズ、撮影環境によって違う仕上がりになりそうですね。
当たり前かもしれませんが、フィルムは期限が切れる前に撮影した方がきれいな写真が撮れます!その前提があった上で「期限切れフィルムの色も面白いね!」と思っていただけたら嬉しいです。
また「期限切れフィルム」でGoogle検索したり、「expiredfilm」というハッシュタグをSNSで検索してみると色々な写真に出会うことができます。もし興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。またね〜!
■ 参考リンク
>期限切れフィルム、その魅力と特徴にせまる − Lomography
>実家に帰ったらフィルムを探してみて~ − きまぐれハチログ
>【作例あり】予想外の写りが面白い期限切れフィルム−7469
ノクトン稲垣
FILM PHOTO BLOGの編集長。口ぐせは「いやいや〜(否定ではない)」