COLUMN
【撮り比べ】KODAK M35 フィルムカメラとFUJICOLOR 写ルンです シンプルエース
こんにちは。FILM PHOTO BLOG編集部のノクトン稲垣です。
monogramで「KODAK M35 フィルムカメラ(以下、M35と表記)」というフィルムカメラが発売され、気になっていたイエローを先日購入しました。「コダックといえばこの黄色!」という見た目がとても気に入ってます!
「どんなフィルムを入れようかな?」とワクワクしながらオンラインストアのサンプル写真や、詳しい仕様を見ていて気がつきました。「もしかしてFUJICOLOR 写ルンです シンプルエース(以下、写ルンですと表記)と似ているのでは!?」
実際に商品の仕様を比較できる簡単な表にしてみました!
KODAK M35 フィルムカメラ | FUJICOLOR 写ルンです シンプルエース | |
---|---|---|
●使用フィルム | 35mmフィルム (※フィルムは別売) | 35mmフィルム ISO400内蔵 |
●搭載レンズ | プラスチックレンズ1枚 (焦点距離:単焦点 f=31mm) | プラスチックレンズ1枚 (焦点距離:単焦点 f=32mm) |
●レンズ絞り | F10(固定絞り) | F10(固定絞り) |
●撮影可能距離 | 1m〜無限遠 | 1m~無限遠 |
●シャッター速度 | 1/120秒 | 1/140秒 |
●使用電池 | 単4アルカリ乾電池1個使用(※電池は別売) | 単4形 1.5Vアルカリマンガン 乾電池内蔵 |
<参考>
KODAK M35 フィルムカメラ(全3色)|フィルム、写ルンですmonogram(モノグラム)
写ルンです シンプルエース(仕様) | 富士フイルム [日本]
上記のスペックを見ているとほぼ同じ!(それぞれの詳しい数値の話は今回割愛させていただきます。)「M35と写ルンですで、全く同じものを同じ時間に撮ったらどうなるのか?」気になったので、早速試してみました!
■ 使用カメラとフィルム
今回、M35と写ルンですの「写り」を比べてみたかったので、なるべく同じ条件のフィルムを使おうと考えました。
【1】写ルンですに入っているフィルムと同じISO400感度のフィルム
【2】同じメーカーである、富士フイルムのフィルム
上記の条件を満たしているフィルム、「FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM 400」をM35に入れて撮影しました。果たして結果は!?
■ 画角(写真が撮れる範囲)
比較すると、若干ではありますがM35の方が広く撮れていました!
■ セルフィー+フラッシュ
自撮りに挑戦!写ルンですの方がフラッシュは強く、明るく写りました。
■ 逆光
部屋の中から太陽を撮影。虹色の光線(ゴースト)が写るのも「プラスチックレンズ」だからこそ!
それぞれ光の角度によって写り方も変わりそうです。
■ 室内
室内でも光の入らない場所だと、暗めの写真になってしまうのでご注意を!こういう時はフラッシュを点けましょう。
■ ぶれ
走行中の電車の窓から撮影。梅の花なのですが、どちらも見事にぶれています!
■ 結論
いやいや〜!比べてみると「M35と写ルンです、どちらもそんなに変わらないかも」という印象でした!写ルンですのコンパクトで、写真屋さんでいつでも買える魅力もありますし、M35のフィルムが入れ換えられるのも楽しそうです。他にも今回撮影した写真をいくつか掲載しています。作例として、ぜひ参考にしてみてください!
KODAK M35
FUJICOLOR 写ルンです シンプルエース
今回のフィルム写真はすべてmonogramのソブカワさんにおまかせでデータ化してもらいました。(いつもありがとうございます!)
またM35で色々なフィルムを入れて撮ってみようと思っているので、仕上がり次第お伝えしようと思います!またね〜!
ノクトン稲垣
FILM PHOTO BLOGの編集長。口ぐせは「いやいや〜(否定ではない)」