COLUMN
【失敗しない】KODAK M35のフィルムの入れ方
こんにちは。FILM PHOTO BLOG編集部のノクトン稲垣です。
これまでのコラムで「KODAK M35フィルムカメラ(以下、M35と表記)」の撮り比べをしてきました。今回は初めてフィルムカメラを買う人にも使いやすい「M35のフィルムの入れ方」についてご紹介していきたいと思います。
ポイントをしっかり押さえればとても簡単で、「せっかく撮った写真が見れないなんて!」という失敗をすることなんてありません!下に書いている6つのステップでM35のフィルムの入れ方を確認していきましょう。
■ 6つのステップでフィルムを入れてみよう!
【1】カメラのふたを開ける
【2】巻き戻しハンドルを持ち上げる
【3】フィルムを入れる
【4】巻き取りスプールに引っ掛ける
【5】フィルム送りホイールを少し回す
【6】正しくフィルムが入っているかチェック
ここからは、ひとつひとつの動作を写真と文章で解説していきます。
【1】カメラのふたを開ける
正面から見てカメラの右側にある「ラッチ」と呼ばれるスイッチを矢印の方向に押します。すると、カメラの背面側ががパカっと開きます。買ったばかりの状態だとスイッチが硬いので、爪を傷つけないように気をつけてください。
【2】巻き戻しハンドルを持ち上げる
裏面から見てカメラの左側にある「巻き戻しハンドル」を持ち上げます。この時にカメラの中にある棒状のパーツを親指でグッ押し上げると簡単です。
【3】フィルムを入れる
巻き戻しハンドルがあった場所にフィルム本体を入れます。フィルムの方向は、フィルムから出ているベロが右側にくるようにします。
フィルムを入れたら巻き戻しハンドルを元の位置に戻すのを忘れずに!
【4】巻き取りスプールに引っ掛ける
ここが重要なポイントです!裏面から見てカメラの右側の巻き取りバーにフィルムを引っ掛けていきます。この時に「スプール」と呼ばれる小さなでっぱりにフィルムの穴が引っ掛けます。フィルムのベロを少し引っ張り出してあげましょう。
「スプール」にフィルムが引っ掛かっているかどうか、次の動作で確認します。
【5】フィルム送りホイールを少し回す
裏面から見てカメラの右上にあるギザギザの「フィルム送りホイール」を少し回します。「スプール」にフィルムがしっかりと引っ掛かっているか確認してください。くるりと巻き取りバーにフィルムが巻き込まれていくのがわかります。
ここまでできたら、あとはカメラのふたを閉じるだけです!もしも不安のある方は【1】〜【5】までの動作を動画でおさらいしてみましょう。
【6】正しくフィルムが入っているかチェック
最後に正しくフィルムが入っているかチェックします。「フィルム送りホイール」がカチッと音が鳴るまで回して、シャッターボタンを押します。この時に、ホイールを回しながら「巻き戻しハンドル」も同時に回っているか確認しましょう。
フィルムカウンターに「1」が表示されるまで、ホイールを回してシャッターボタンを押す動作を繰り返してください。あとは撮影するだけです!
■ まとめ
いやいや〜!はじめて使う時は少し苦労するかもしれませんが、慣れてくると難しくないです。慌ててフィルムを入れると、巻き上げがうまくできずに失敗してしまうこともあるのでご注意ください。
写真を撮りにどこかへ出かけたりすることが難しいですが、落ち着いたらいっぱい写真撮りましょう。またね〜!
ノクトン稲垣
FILM PHOTO BLOGの編集長。口ぐせは「いやいや〜(否定ではない)」