【撮ってみた】フィルムカメラ Canon AF35ML QD(オートボーイスーパー) クオーツデート

COLUMN

【撮ってみた】フィルムカメラ Canon AF35ML QD

こんにちは。FILM PHOTO BLOG編集部のノクトン稲垣です。

今回のコラムは、最近使っている私のお気に入りのフィルムカメラのご紹介いたします。自分の中で「フラッシュなしで、室内でも明るく撮れるコンパクトカメラ」が欲しくて探していたカメラのうちの1台です。

<ついつい花を撮ってしまう筆者>

上の写真はフィルムカメラ「Canon AF35ML QD」にフィルム「Kodak Pro Image 100」を入れて撮影したmonogram店内にあるお花です。(いつも素敵なお花が飾られています!)ピントがお花ではなく地面に合っているんですが、お店の雰囲気が写っていて好きな1枚です。

■お気に入りのカメラについて

Canon AF35ML QDはネットオークションで送料込みで1680円で購入したカメラです。落札の決め手は、出品者が出しているカメラの写真がきれいだった事、あとは価格が安かった事です。

1981年に発売され、通称「オートボーイスーパー」という名前もある面白いカメラです。特徴はコンパクトなのに「40mm F1.9」という大口径のレンズがついている事ですね。カビもなくてきれいな状態!

私が購入したのは1983年発売されたクオーツデート機構がついているモデルで、背蓋の画面を見ながら日付けの写し込みが設定できるはずなんですが、液晶がにじんでいて使えませんでした。残念!

また、フラッシュの裏面にヒビが入っていたため、比較的安価にこのカメラを落札できました。フラッシュを使用するときに気をつければ全く問題なく撮影できました!

何本かフィルムを撮ってみたので作例をいくつかご紹介します。室内だけではなく、近所や仕事先で撮影した写真が中心ですが、参考にご覧ください。

■ 日中

<Lomography Color Negative 100>

サルスベリがきれいな季節になりましたね!葉の重なりまでしっかり写っています。

<Kodak Pro Image 100>

雨に濡れているツツジの花。最短撮影距離は90cmなのでそこそこ被写体に寄れますが、近づき過ぎないように注意が必要です。

<Kodak Pro Image 100>

曇りの日のアジサイ。やや暗くなっていますが、雲が多い日にISO100のフィルムでこの写りなら使いやすいカメラだと思います。

■ 室内

<Kodak Pro Image 100>

赤い洗濯機が並ぶコインランドリーにて。しっかり光が入る場所であれば室内でも充分写りますよ!

<Lomography Color Negative 400>

駅中の黄色い壁で緑色のスカートの友人をフラッシュで撮影。しっかりピントが合うとパキッとした写真が撮れます!

<Kodak Pro Image 100>

monogram店長の笑顔をフラッシュで撮りたかった1枚。焦って撮ってしまうとピントを外してしまう確率が高くなるので注意が必要です。

■ 夕方

<Kodak Pro Image 100>

ビルの窓から雨上がりの夕焼け空を撮影。窓についていた水滴が面白い形で撮れました。

<Lomography Color Negative 400>

ビルの屋上から沈んでいく太陽を撮影。レンズに強い光が当たっていたため、写真の右上に赤いレンズフレアが写りました。

結論

いやいや〜!思っていたよりもシャープな写りに驚きました。一方で時々ピントを外すことがあるので、そこだけが残念でした。もう少し使い込んで、このカメラと仲良くなりたいと思います!

そして、今回もフィルム写真はすべてmonogramのソブカワさんにおまかせでデータ化してもらいました。(いつもありがとうございます!)monogramには、遠方にお住まいの方でもプリントを楽しめるように「郵送プリントサービス」があります。店頭でのオーダーと同じように、さまざまなプリントリクエストができるので、ぜひお試しあれ!

また新しいカメラを使う機会があったらこちらのコラムでお伝えします!またね〜!

ノクトン稲垣
FILM PHOTO BLOGの編集長。口ぐせは「いやいや〜(否定ではない)」

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