9月3日(火)より monogram 2階ギャラリーでは、写真家・熊谷聖司さんと、陶芸家・櫻木綾子さんによる二人展「新しい街へ」を開催しています。
透けた地面に立ち並ぶ建物のような、四角い立体は櫻木さんの作品。
まだ私が櫻木さんのことを存じ上げない頃、熊谷さんが「櫻木さんの焼き物は、骨みたいだいよ」と教えてくださったのをずっと覚えています。
白、黒、緑
少し離れてみると、不思議に光る熊谷さんの作品。
絵のようだったので、「写真ですか?」と思わず聞きました。
櫻木さんの街を、彷徨いながら撮影された写真たち。
つくって、生活の時間を進めていく
その反復の中で何がみえるのでしょうか?
決められたフォーマットの中で繰り返し繰り返し、つくられていくもの。
でも決して同じにはならない、その違いに潜むおもしろさを、じっくりご覧ください。
ロベール・クートラスの「カルト」と熊谷さんの「オーラクマガイセイジ」をみて作ったという、櫻木さんの作品。
そしてその繰り返しを受け、毎日変化していった熊谷さんの作品。
2人のつくり出した不思議な街を、ぜひ彷徨ってみてください。
今回の展示作品は、すべて販売しています。
熊谷さんの写真作品はすべて1点ずつのみのご用意で会期終了後のお渡し、櫻木さんの焼き物作品は会期中もすぐにお持ち帰りいただけます。
熊谷さんの写真集もございます。
購入ご希望の際は、1階店舗スタッフにお声をおかけくださいね。
こちらの展示は9月15日(日)16時まで。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
☆熊谷さんは、同日程で小伝馬町のギャラリー・ルーニィ 247 ファインアーツさんにて写真展「オーラクマガイセイジ」を開催されていますので、こちらもぜひ。
●展示情報
熊谷聖司 櫻木綾子 二人展「新しい街へ」
2019年9月3日(火)〜 2019年9月15日(日)
※休館日:9月4日(水)、11日(水)
※最終日:9月15日(日)16時まで
櫻木さんの焼き物は不思議な世界を持っている
ひとつのフォーマットから展開されてゆく物体達
白、黒、緑を基調にそれぞれが個性派
懐かしい街を彷徨う感じで撮影した
写真を展示します
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生活の時間を進めて行くこと
繰り返しの中の一回一回の違うことを見る
楽しみはそこにあるのではないかと思います
今回はクートラスのカルト
熊谷さんのオーラクマガイセイジを見て
四角い立体をたくさん作りました
小さな街を作っていくように
●作家プロフィール
熊谷聖司(くまがい・せいじ)
1966年北海道函館市生まれ。東京都在住.
写真作品制作、写真集制作(マルクマ本店)を中心に活動中
チェキから8×10カメラを使いこなし
自らカラープリント(Type-C)ゼラチンシルバープリントを作成しています。
個展に「もりとじゃねいろ」「あかるいほうへ」「spring,2011」「EACH LITTLE THING」など。
「MY HOUSE」「BRIGHT MOMENTS」「夢に纏う色彩」など写真集多数。
櫻木綾子(さくらぎ・あやこ)
1969: 札幌生まれ
1993: 多摩美術大学美術学部デザイン学科 卒業
2000: ウインズ陶芸研究所入所 板橋廣美氏に師事
2008: 第8回 国際陶磁器フェスティバル美濃 陶磁器デザイン部門 金賞
2009: 第49回 日本クラフト展 奨励賞
2011: 第9回 国際陶磁器フェスティバル美濃 陶芸部門 銅賞
2012: 第1回 茶の湯の現代 ー用と形ー 奨励賞
2013: 現代茶湯アワード弐〇壱参 オルタナティブ部門 銅賞
2015: 雪のデザイン賞 佳作
●場所
monogram 2階ギャラリー
〒152-0004
東京都目黒区鷹番2-19-13
03-3760-5852
東急東横線「学芸大学駅」東口より徒歩約1分
OPEN 12:00〜20:00/水曜定休
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