こんにちは、店長アズマです。
2024年5月26日(日)、写真屋monogramは閉店いたしました。
2008年1月25日(金)に東京・学芸大学の町でオープンしてから16年半、たくさんのお客さまにご利用いただき、愛していただき、私たちスタッフはしあわせでした。しあわせです。
私は、紙にプリントされた写真を愛しています。なぜだかは、何年も考え続けているけどわかりません。好きに理由はいらないのかもしれません。紙にプリントされた写真が、その人のそばで色褪せていくこと、その道のどこかでお役にたてることが、私の喜びです。
そしてデータとして残っていく写真のことも、同じように大事に思っています。閉店に向かう1ヶ月間、たくさんのお客さまと、友と、スタッフたちと、スマートフォンで記念写真を撮り、すぐに送り合いました(まだお届けできていない方、ごめんなさい)。好きな人のもとにすぐに大事な写真と気持ちをとばせるなんて最高です。
お客さまに、みなさまにお会いできるお店という場所が大好きです。フィルム現像や写真プリントをご注文いただけるのはもちろんのこと、ご注文がないお客さまがお喋りしにきてくださったり、郵送プリントサービスご利用のお客さまがオーダーシートにお手紙を書いてくださったりお返事を書いたり、そんなみなさまとの関わりが、私たちがmonogramをつづける原動力でした。
お店を閉める理由をたくさんの方が聞いてくださいましたが、私のなかでは明確に「これだ!」とご説明するのが難しいのです。我々モノグラム・monogramスタッフそれぞれの中に色々な想いがあるのだと思いますが、全員が互いを想い、写真のことを想い、決断したということは間違いありません。
monogram16年間のなかで、商品をつくってくださった職人さん、取引先のみなさま、学大のご近所のお店のみなさま、私たちと同じ時間を過ごしてくださり、ありがとうございました。
写真屋monogramという場所をつくってくれた、モノグラム代表のサトウ、ディレクターのミヤモト。monogramで働いてくれた先輩スタッフ・後輩スタッフ、オンラインストアスタッフ、すべての仲間たちに感謝を贈ります。
そして、monogramをご利用くださったすべてのお客さまに、得意の大声で感謝を申し上げます!!!!本当にありがとうございました!!!!みなさまがいらっしゃらなければ、16年半もお店はつづけられませんでした。
みなさまのお手元に大事な写真が増えていくこと、それが私の願いです。フィルムでもデジタルでも、紙の写真でもデータでも、なんでもいいんです。心を救ってくれたりやさしくしてくれたり、かき乱されたり悲しくなったとしても、その写真がここに在ってしあわせやな〜と思える写真が、みなさまのもとに在りつづけますように。
16年半、本当にありがとうございました!
monogramよ、ありがとう!
(オンラインストアはつづきます!これからもmonogramのかわいい商品たちをよろしくお願いいたします!)
2024年5月31日(金)
monogram 店長・東尚代