わたしは物持ちがいい方で、気がついたら長い時間一緒に過ごしてしまったというものが結構あります。
小学生の時に作ったブックスタンドやおばあちゃんの手編みのセーターなんかはもう20年選手。
昨年末、夫の説得でようやく進捗したiPhoneは6年くらい使ってしまいました。
それでも電源は入るしまだ使えるので、なんだか勿体ないことしたなぁと今もウジウジしてます。

でもね新しいものを手にしたら、世界がグッとクリアになりました。写真は見るのも撮るのもキレイだし、インターネットはサクサク、なんだか生活までアップロードされた気分です。
それで最近は色々なアプリを試すのが楽しみ。
フィルム風に撮れるものもダウンロードしてみたら、これがとても研究されてて面白い!
だけど物凄い確率で感光するので(感光したような加工ができるので)こんなフィルムカメラが実際にあったら、ジャンク品だなぁー!と思いつつ、わたしが使っているナチュラも大概でした。


裏蓋を留める金具が壊れているので補強しているマスキングテープの粘着力が命綱!なんですが、よくよく考えてみると「感光してしまう」っていうのもフィルムの特徴で、このナチュラの偶然性をわたしは面白く思っていたのかもしれないなぁと思います。


でもでも新しいものに変える気なんかありません。ほかのものじゃダメなんです。これは昔一緒に働いてたなっちゃんから譲り受けたものだし、わたしたち積み重ねた年月がありますから。
「代替え不可」っていうのはヴィンテージ品の魅力かもしれません。

(monogram5周年の日のなっちゃん)
本音を言えば、フィルム風の加工からフィルムカメラ自体に興味を持ってくれる人が増えたらいいなぁと思います。きっかけなんて何でもいいよねー!さらに使ってくれたら尚更、なんて思うのはちょっと欲張りすぎかしら。