自力で回転する車輪/光絵(ヒカリエ)/木(モク)

現在2階ギャラリーでは、noriさんによる写真展

自力で回転する車輪/光絵(ヒカリエ)/木(モク)を開催中です。

 

タイトルの通り、今回の展示は3つの要素で構成されています。

 

 

 

「自力で回転する車輪」は、左から右へと読み進めていく物語。

noriさんが写真を撮り始めた初期に一度まとめたものを、改めて組み直し展示されています。

 

ぐるぐると巡る思考(混乱)、それを車輪やメリーゴーランドに見立てて、物語は進んでいきます。

モノクロ写真から、色が加わり、新たなステージでまた再スタートする。

「個」と「群」の対比も大事な要素となっています。

 

noriさんはこの「自力で回転する車輪」は、文字のない絵本のようなイメージとおっしゃっていました。

写真1枚がもつメッセージ、そして、それを組むことで生まれるストーリーは、

見るかたによって自由に解釈してもらいたいとお話ししてくださいました。

 

 

「光絵(ヒカリエ)」はnoriさんが考えた言葉。

光で遊ぶのがお好きというnoriさん。

その言葉の通り光で描かれた写真であったり、光を感じる写真が並びます。

 

 

「木(モク)」は、10年前からずっと気になって撮り続けている「木」の作品集となっています。

木の枝のラインや、木のごつごつした質感、

上に伸びる幹や枝と、下に伸びる根の、地面を境にした線対称のような美しさに惹かれて、

気になる木があるといつも撮っているそうです。

 

 

この10年で撮り続けてきたもの。それを改めて並べてみる。

10年前のお写真も最近のお写真も、違和感なく馴染んで並んでいるのは

noriさんがお持ちの芯のようなものが、ずっと変わらずあるのだろうと感じました。

 

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

●展示情報

2019年3月11日(月)〜17日(日)

自力で回転する車輪/光絵(ヒカリエ)/木(モク)

※休館日:3月13日(水)
※最終日:3月17日(日)16時まで

●内容
自力で回転する車輪

人生とは目の前にあるレーンを流れながら進んでいく。
そういうものだと思っていた。
ある日、ふと立ちこぎしてみた。
ペダルヲコイデ ペダルヲコイデ

少し上に別のレーンがあることに気づいた。
(マリオの隠し部屋みたいな)

決めるのは自分 掴みとるのは自分
そんなことに気づいた とある車輪の話。

光絵(ヒカリエ)

光の中に光を見たり
光の中に影を見たり

木(モク) フォトブック

木のフォトブックです。
木は、大地を挟んで線対称であり、
それぞれの色を持っていると感じます。

●作家プロフィール
nori
1983年 千葉県出身

トイカメラを独学で始めてから写真にはまり、年代もののカメラを譲り受けたことをきっかけに、どっぷりカメラにはまる。
始めたてで、たまたま出したDPEで店長さんに気に入ってもらい、見本として飾ってもらい調子にのる。
レトロカメラのシャッター音とフィルムを手動で巻くことが好きです。
特に写真の経歴はなく、
今回が初めての写真展となります。
カメラを始めた頃にフィルムを買いに行ったカメラpeople(monogram)さんでスタートできて嬉しいです。

好きな言葉:晴耕雨読

写真歴:10年少々

 

●会場

monogram 2階ギャラリー

〒152-0004

東京都目黒区鷹番2-19-13

03-3760-5852

東急東横線「学芸大学駅」東口より徒歩約1分

OPEN 12:00〜20:00/水曜定休